運営者選びは慎重に

着うた

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 優良な着うた無料サイトはJASRACへきちんと使用料を支払っている。しかし、それでどうして運営出来るのかと言うと、彼らは登録し、無料で配信したユーザーに対してメルマガを配信しており、このメルマガの広告料収入で、運営しているのだ。

 着うた無料サイトは、簡単にアドレスが変えられない携帯電話でなければ登録できないようになっていて、PCのフリーメールでは駄目だ。だから、必ず本人にメールが届く上、顧客データは音楽好きである上に、どのアーティストが好みなのかも分かる。広告主にとってはターゲットが絞り易く、広告効果が高い媒体なのだ。

 もちろんユーザーは、メルマガを拒否する事も出来るし、無料だからと言って、広告している商品を買う義務もない。ただ、未だに無許可で違法行為をしている業者の中には、個人情報を転売して収益をあげているところがあるかもしれない。だから、登録する際には充分注意をし、慎重に業者を選んでいただきたい。

2010年に著作権法を改正

 0円でフル楽曲がダウンロード出来る着うた無料サービスは、使いすぎを気にせず、新しい曲をいくらでも聴く事が出来る。ただ、JASRAC(日本音楽著作権協会)の許可を得て、使用料を払わないと著作権の侵害になるのだ。当初は多くの着うた無料サイトの運営者は使用料を払っていなかったので、大きな問題になった。

 著作権法では、音楽はCDなどのメディアはもちろん、歌詞カードや楽譜も著作権の対象になる。更に放送やCMなどの二次使用に対しても制作者の権利が発生するのだ。国でもネット社会の現状にあわせ、著作権法を改正し2010年から施行した。改正法では無許可で運営する違法な着うた無料サイトを摘発し、検挙出来るようになった。

 これに加えて、違法と知っていながら無許可の運営者から楽曲をダウンロードしたユーザーも処罰の対象になる。わいせつ物のように購入した客には法が及ばないというわけではない。ただ、これまでに業者は数社検挙されたが、個人ユーザーが摘発された例ははまだない。

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音楽配信は人気コンテンツ

 着うたは、今では携帯電話サービスの当たり前のコンテンツになっているが、これの元になったのが着メロである。同じ音では、誰のケータイが鳴ったのか分からない時に、自分だけ人とは違う音楽が入れてあれば、直ぐに自分の着信だと分かるのだ。最初は単音だったのもが和音が出るようになり、今ではCDと変わらない音が流れるまでに進化した。

 携帯電話自体が、メモリーカードの入るデジタル機器なので、オーディオプレーヤーとしての機能があってもおかしくない。そこで、音楽配信と言うコンテンツサービスが定着した。ただ、着うたの公式サイトからダウンロードすると有料の上に基本料金も掛かるので、何曲もダウンロードするとコンテンツ料金が高くなってしまう。

 更にダウンロードするにはパケット料金もかかるので、月々の携帯電話料金が高額になってしまう心配もある。ただ、携帯各社がパケット定額制を始めたので、着うたのユーザーは飛躍的に伸びた。しかし、有料サービスなので、お金を使いたくない人向けに考え出されたのが、着うた無料サービスだ。多くのサイトが乱立し、無料で配信を始めたが、そこに著作権侵害の問題が出てきたのだ。

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音楽業界の大きな転機

 ヘッドホンやイヤホンで音楽を外で聴く時代が到来した。そこでメ―カーはメディアの小型化に迫られ、レコードはコンパクトディスク(CD)やミニディスク(MD)に変わり、音質の良くないカセットテープもデジタル化と共に姿を消していった。そして、その次に登場したのがi-Podに代表されるデジタルオーディオプレーヤーである。コンパトサイズなのにカセットテープと違い、録音できる曲の数が桁違いに多いのだ。

 更なる大きな変化は、音楽はもちろん、写真や動画、文書など、どんなデータでも入ってしまう超小型の記録メディア「メモリーカード」の登場である。これによってデジタル機器はどんどん小さくなり、これが携帯電話にも内蔵出来ることから、ケータイがオーディオ機器としての機能も持つようになった。

 そこに新たなコンテンツとして始まったのが、ケータイへの音楽配信サービス「着うた」だ。ダウンロードする事で、直ぐに音楽がケータイで聴けるようになった。更に、ケータイへタダで配信する着うた無料サイトの登場で、音楽産業は今、大きな転機を迎えている。

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ケータイで音楽を聴く時代

 音楽を聴くのはCDからではなく、ケータイにダウンロードして聴く時代になった。ケータイのコンテンツの中でも着うたは、ゲームと並ぶ人気コンテンツで、ヒットランキングの1位になるような曲だと有料にも関わらず、ダウンロードが100万件にもなるので驚きだ。このためシングルCDは売れないし、レンタルビデオ店で借りる人ももういない。更に、今はこれが着うた無料に変化しようとしている。

 音楽のデジタル化と携帯電話の普及が音楽市場を大きく変えてしまったのである。今から40年前はステレオのラジカセすらなく、電車の中や外で歩きながら音楽を聴くことは出来なかった。当時は車の中で音楽が聴けるカーステレオがあった程度で、音楽は家のステレオで、レコードから聴くものだった。

 この常識を変えたのが、ソニーが1979年に発売したウォークマンである。今から30年以上前のことだが、カセットテープによる携帯型ステレオは、それまでの音楽を聴く場所や常識を大きく変えた。勿論、未だ携帯電話などのない時代である。

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